防災士が解説|停電したときの備え|明かり・充電・情報の3つ

台風が近づくと、まず心配になるのが停電です。

ただ、実際に停電を経験すると分かるのですが、
困るのは「暗いこと」そのものではありません。

この記事では、
停電したときに本当に困ることと、そのための備えを整理します。
難しい準備はいりません。


結論:必要なのは「明かり・充電・情報」の3つ

停電の備えは、この3つに絞って考えれば足ります。

  • 明かり…夜、家の中を安全に動けるように
  • 充電…スマホを切らさないように
  • 情報…いつ復旧するか、逃げるべきかを知るために

👉 このうちいちばん軽く見られているのが「情報」です。
スマホの電池が切れた瞬間、何も分からなくなります。


停電すると、家の中で何が起きるか

夜になると、何もできなくなる

昼間の停電は、意外となんとかなります。
問題は日が暮れてからです。

トイレに行く、階段を降りる、探し物をする。
この当たり前の動作が、全部できなくなります。

冷蔵庫が止まる

夏場なら数時間で中身があやしくなります。
買い物にも行けないので、食べ物の選択肢がどんどん減ります。

マンションは断水することがある

ポンプで水を上げている建物は、電気が止まると蛇口から水が出ません。
エレベーターも止まります。

👉 「停電しただけ」では済まないことがあると知っておいてください。


停電は、どれくらい続くのか

台風による停電は、数時間で戻ることもあれば、数日かかることもあります。
倒木や電柱の被害が広い範囲に出ると、そのぶん長引きます。

そして、浸水をともなうと、さらに長くなります。
水が残っている場所では、感電のおそれがあって送電を再開できないからです。

👉 「どうせ半日で戻るだろう」という前提は、持たないほうが安全です。
停電と浸水が同時に起きたときに本当に困ること


明かりと電源をどう確保するか

今は、家の灯りを確保するのに、LEDランタンが便利です。

このLEDランタンは、スマートフォンの充電できるように、モバイルバッテリー機能も搭載されています。
タンスの肥やしにならないように、定期的に使用していれば、何かあった場合に、ライトとしての機能だけでなく、ちょっとした電気の供給もすることができます。

今となっては、1人1台持っているスマートフォンが、ライトとしての機能を有しています。
結構明るいですが、ここで気になるのが充電です。
常にフル充電であれば、少し気持ちに余裕がありますが、停電しても充電できるように、モバイルバッテリーがあれば便利です。

このモバイルバッテリーには、緊急用ライトも搭載されていますので、モバイルバッテリーをライトにすることも可能です。

LEDランタンやスマートフォン、モバイルバッテリーがあれば、停電でも明かりの確保は、少し安心です。

ただ、使用できる容量には、限界があります。

どれくらいの容量が必要かは、家族の人数や、季節、灯り以外の電気使用量によって違いがあります。

余裕が欲しい場合は、ポータブル充電器が非常に便利です。

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一家に1台あれば、便利だと思います。

ポータブル充電器は、いざという時だけでなく、キャンプなどでも便利です。
日頃から使用することによって、何かあった時に使用できる状態が維持することができます。

ちょっとした備えが、地震や雷、そのほかの自然災害などで、一時的に停電した場合に対応することができます。

これを機会にご家庭の防災対策について、考えるきっかけになれば幸いです。


明かりは「1人に1つ」が基本です

家に1つあれば十分、と思われがちですが、実はそうでもありません。

誰かがトイレに持って行くと、残った人が真っ暗になります。
小さいライトでいいので、人数分あると本当に違います。

おすすめはヘッドライト

手が空くからです。
暗い中で片手がふさがっていると、それだけで危なくなります。

ろうそくは使わないでください

停電のときに、いちばんやってはいけないのがこれです。
倒れれば火事になります。

👉 停電の夜に火を使わない。
これは覚えて帰ってください。


冷蔵庫は、とにかく開けない

停電したら、まず冷蔵庫の扉を閉めたままにしてください。
開け閉めするたびに、冷気が逃げていきます。

  • 開ける回数を決めておく
  • 先に食べる物を、外に出しておく
  • 冷凍庫のすき間に凍らせたペットボトルを入れておく

👉 台風の前日にペットボトルを凍らせておくと、そのまま保冷剤になります。
台風が来る前日にやることリスト


情報をどうやって取るか

停電が長引くと、Wi-Fiのルーターも止まります。
スマホの電波も、基地局の電源が切れると弱くなることがあります。

  • 乾電池式のラジオを1台持っておく
  • スマホは省電力モードにして、画面を暗くする
  • 使わないアプリと位置情報を切る

👉 スマホは「情報を取る道具」として温存する。
暇つぶしに使っていると、肝心なときに切れます。


やってはいけないこと3つ

❌ ろうそくで明かりを取る

→ 停電と火事が重なります。いちばん避けたい組み合わせです。

❌ 家の中で発電機を使う

→ 一酸化炭素中毒で亡くなる事故が毎年起きています。
発電機は屋外だけです。

❌ 復旧後、濡れた家電の電源を入れる

→ 通電火災の原因になります。
避難するときは、ブレーカーを落としてから出てください。


今日1つだけやるなら、これ

モバイルバッテリーを満充電にして、玄関の袋に入れておく。

停電してから充電することはできません。
「充電してある状態で置いておく」ことが、そのまま備えになります。


今日のチェックリスト

  • ☐ 明かりが人数分ある
  • ☐ モバイルバッテリーが満充電になっている
  • ☐ 乾電池式のラジオがある
  • ☐ 自宅がポンプ式(停電で断水する)か知っている
  • ☐ ろうそくを使わないと家族で決めた

まとめ

停電の備えは、「明かり・充電・情報」の3つだけです。

完璧を目指す必要はありません。
まずは一つだけ。
モバイルバッテリーを充電するところから始めてみてください。


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